FXの注文方法にはいくつかの種類があります。
代表的な注文方法としては、成行注文、指値注文、逆指値注文、IFD(イフダン)、OCO(オーシーオー)、IFO(アイエフオー)といった注文方法があります。
基本となる注文方法は、成行注文、指値注文、逆指値注文で初心者はまずこれらの注文方法に慣れてから、その他の自動注文方法を試すのが良いでしょう。
成行注文とは、トレード画面に表示されるその時々の為替レートで取引する注文方法です。
外国為替レートは常に変動しているので、注文を出した時点から取引成立までの間に外国為替レートが変化して、注文を出した価格と成立した価格に差が生じる場合があります。
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つまり、予想外に高く(または低く)売買する結果になることがあります。
この解消に、「ストリーミング注文」や「ダイレクト注文」といった取引方法を提供するFX会社ももあります。
「ストリーミング注文」はリアルタイムで提示されているレートで売買する注文方法で、「ダイレクト注文」は注文後にレートの変動があった場合、注文を失効させる注文方法です。
次に指値注文とは、希望値段を指定する注文方法です。
つまり、あらかじめ希望するレートを指定しておくと、そのレートになったときに自動売買してくれます。
ただし、買いの指値注文を出す場合は「売値(Bid)」以下で、売りの指値注文を出す場合は「買値(Ask)」以上のレートを指定する必要があります。
逆指値注文とは、「指定した値段以上になれば買い」、「指定した値段以下になれば売り」とする注文方法です。
前述の指値注文では、「指定した価格以下で買い」、「指定した価格以上で売り」としましたが、逆の注文方法であることから「逆指値」と呼ばれます。
主にロスカット(損切り)の時に使用されます。
次は、IFD(イフダン)注文です。
この注文方法は、一度に二つの注文を出して、最初の注文が約定したら二つめの注文が自動的に発動される注文方法です。
例えば、1ドル=110円でドル買いの注文を出す場合、同時に「1ドル=120円になったらドルを売る」という注文も出しておきます。
OCO(オーシーオー)注文は、一度に二つの注文を出して、高いレートになったら売り注文、安いレートになったら買い注文が約定されるという注文方法です。
二つの注文のうち、有利な注文条件のどちらか一方が約定されます。
そして、もう一つの注文は自動的にキャンセルされるので、都合の良い注文方法です。
最後にIFO(アイエフオー)注文は、IFD(イフダン)注文とOCO(オーシーオー)注文を組み合わせた注文方法です。
つまり、最初にIFD注文が約定した後に、自動的にOCO注文が発動されるという仕組みです。
両者を組み合わせることによって、一度に3つの注文が出せて、決済注文も二つ可能になります。
ここまで注文方法を使いこなせれば、もはやプロのトレーダーの域ですね。
FX取引の投資手法
FX取引の投資手法には、実に様々な方法がありまして、だから、投資の方法がよく分からないと言う方は多いかと思われます。
金融商品は、FX取引のほかにも株や為替・オプション等々、不動産といった投資対象も含めると、非常に多くの商品があることが分かります。
一番身近のところで、株式がありますが、例えばこの株式投資を行なう場合に、企業の業績を知り、投資を行なっていく投資手法や、値動きだけに着目し投資する投資手法など、実に多くの投資手法が存在するわけです。
投資対象と、投資手法を組み合わせて考えてみても、その方法は無限にあると言っても過言ではありません。
それと同じように、FX取引の投資手法にも、数多くの方法があります。
外国為替証拠金取引(FX取引)の投資手法として、大きく2つに分けるなら、『高金利通貨を持つことで得る利益』『為替相場の変動により得る利益』この2つの利益を得るための手法があります。
この2つの利益を得るには、ことなる投資手法を用いることになります。
レバレッジの効果を思う存分活用する時には、キャピタルゲインをどんどん狙いますし、安定したインカムゲインを狙っていくのなら、レバレッジの効果はあまり活用しません。
では、どちらのFX取引の投資手法が優れた投資手法なのかということですが、これには、明確な答えはありません。
残念ながらその答えはないのです。
それは投資をする人によって、性格も違いますし投資にまわせる資金量も違います。
難しい数式を操って、各投資対象のリスクやリターン、そういったものを表現することもできますが、個人投資家にとっては、それらの計算がそれほど意味のあるものではないような気がします。
なぜなら、投資リターンは、投資対象によって大きく左右されるものですが、投資手法によって左右される部分もかなり大きいと思われるからです。
FX取引の世界でも勝者と敗者がいる事実を知ると明らかになるでしょう。
現実を知り、自分を知ることでたくさんのFX取引の投資手法の中から自分に合った手法を確立できるのだと思います。
外貨投資の税金について
外貨投資の税金について。
【種類と手数料】
1、外貨預金の手数料と税金について
<手数料>・為替手数料:銀行によって異なる
<税金>・利息:20%源泉分離課税・為替差益:総合課税(雑所得)
2、外貨MMFの手数料と税金について
<手数料>
・為替手数料:金融機関によって異なる
<税金>
・収益分配金:20%源泉分離課税
・為替差益:非課税
3、外国投信(契約型)の手数料と税金について
<手数料>
・為替手数料:金融機関によって異なる
・申込手数料/信託報酬:ファンドによって異なる
・口座管理料:金融機関によって異なる
<税金>
・収益分配金:10%源泉分離課税
・為替差損益:10%源泉分離課税
・売却益:非課税
4、外国債券の手数料と税金について
<手数料>
・為替手数料:金融機関によって異なる
・口座管理料:金融機関によって異なる
<税金−利付債の場合>
・利息:20%源泉分離課税
・売却益:非課税
・償還差益:総合課税(雑所得)
・為替差益(中途売却):非課税
・為替差益(償還時):総合課税(雑所得)
5、外国株式の手数料と税金について
<手数料>
・為替手数料:証券会社によって異なる
・取引手数料:証券会社によって異なる
・口座管理手数料:証券会社によって異なる
<税金・一例、米国株の場合>
・配当:国内株に準じる(源泉分離課税)
・売却益:国内株に準じる(申告分離課税)
6、外国為替保証金取引(OTC)の手数料と税金について
<手数料>
・売買手数料:取扱会社によって異なる
<税金>
・受取スワップ:総合課税(雑所得)
・売買差益:総合課税(雑所得)
★外貨投資の手数料については、それぞれの商品で異なるので、取引の際にチェックするようにしましょう。
外貨投資の税金については、総合課税、源泉分離課税、申告分離課税のどれかいずれに区分されますから申告漏れがないように確認が大切です。